発達凸凹のお兄ちゃん(長男)は今、高校3年生の就職活動中です。
有難い事に内定を頂くことができました👏
本人の努力の賜物です。
一安心という所です。
思い返してみると、小さい時に一番手が掛かったのは長男だった気がします🙄
正直、私の経験でしかありませんが、発達障害の現れは小さい時の方がわかりやすく出る気がします。
長男はそれでした。
発達と書かれている通り、各所の発達の部分に落差が凸凹と出ているからだと思います。
成長と共に発達していく部分が上手に成長できれば、凸凹の度合いが減っていくんでしょうね。
生まれつきの脳機能の偏りが原因で、本人が過ごす環境や周囲の人々との関わりのミスマッチが多く発生し、自己肯定感とか自尊心が上手く育てない事が発達凸凹の成長に影響するような気がします。
多分、このブログを読んでくださっている方は、発達凸凹のお子さんをお持ちの方とか、ご自分の生活環境で発達凸凹の方と接することがある方々が多いのかなと思います。
発達凸凹のお子さんが大きくなったらこんな感じだよと、参考にしてくださったら幸いです。
発達障害は、十人十色でバラバラなので全ての方に参考にはならないとおもいますが、綴っていきたいと思います。
幼少期(0歳~5歳)
私にとって初めての子育てだったし、何もかもが初めてでわからないことばかり。
とにかく長男は普通の子が好きなものとはちょっと違うものが好きな子でした。
例えば、ベネッセのキャラクター「しまじろう」に全く興味が無くて、完全スルーでした(笑)
かわいいんですけど謎の「でこぼこフレンズ」が好きで、小さい子が好むキャラクターよりも、ニッチなキャラクターにはまる子でした。
可哀そうなことにしまじろうは隅っこに追いやられていました…(本人の記憶にも無いそうです)
一番好きなものは「虫」でした。
虫が大好きで何時間でも虫探し、集中力が半端なかったです。
正直付き合いきれないなと(´;ω;`)ウゥゥ
虫ならほとんどの物が好きだったし、「人間を殺してはいけないなら、生き物の虫も殺したらいけないんだ。おかしいよ!全ての生き物の命は同じだ」と虫と人間、生き物への価値観が同一で平等、大人の私は論理的にわかりやすく説明して説得させることは難しかったです。
虫が好きで、字は読めないのに、書けないのに図鑑の虫の名前、種類、季節、毒、習性、色の種類、等、他の事は全く上手に出来ないのに…
保育園で、「虫博士」と言われていました(笑)
当時の息子は、見つけた虫の名前を聞くと何でもと答えられるので。
お友達が虫を見つけると「この虫何だろう?○○君(息子の名前)に聞こう!」と先生もお友達も言っていました。
色のへのこだわりもありました。色の感覚が人と違いましたね。
何をするにも絶対的に自分が納得しないと動かない子でした。
ま~、社会性0%の子でした。
あの時の彼は何処に?って位丸くなっています。
よく、アインシュタイン、エジソンとか最近ならスティーブ・ジョブズとか発達障害と言われていますが、親御さん大変だったでしょうねと思います。
IQ高すぎだったんでしょうね。
我が家の長男さんは、残念ながらIQが高すぎて困るタイプではないです。
有難い事に暴れるとか、パニックを起こすとか、自虐行為するとかがなくて幸いでした。
生活では、自分の事は自分でできるので、私たちの時代なら支援クラスとか、支援学校に入ることはなくほったらかされていたタイプの子だなと思います。
保育園の頃、先生から手が掛かって困るとのことで、療育の施設の勧めがありました。
当時の療育は親が率先して、遠い施設に通ったりしなくてはいけなかったので、正直大変でした。
今は放課後デイサービスとか、お仕事で送迎したり、療育をしてくれる施設が増えてすごく進んだと思います。
小さい時のズレってどこまで容認していいのか、相談する人を間違えると大ごとになったり、孤独をいつも感じていました。
全国的に見たら田舎なので、公の施設、療育に関しての事は進んでいるとは言えなかったと思います。
私自身が一杯一杯で、心の余裕は全くなかったです。
この頃はまだ、発達障害の診断を受けていない状態だったので、しっかりとした療育を受けてはいませんでした。
通っていた保育園は公立の保育園でした。
年少から年中の頃に、保育園自体が公立から市立に変わるという話になりました。
息子は、公立の先生とは上手くいっていなかったので、別に嫌がることもなく、悲しむこともなく受け入れていました。
新しく変わった保育園は、私立のカトリック系の保育園になりました。
残った先生もいらっしゃいましたが、ほとんどが新しい先生で、保育園の方針がいままでの公立の保育園とは少し違いました。
公立の時は、右向け右ができないと❌が強かったのですが、保育園の園長先生のお考えなのか、少し自由な発想があってもOKー👌個性だよと許容範囲が少し広くなりました。
まぁ、それでもやっぱり息子の個性は人一倍ありました…今は笑えますけど。
大人には、「忖度」という言葉があります。
年上の方に「忖度する」上司の方に「忖度する」それは空気をよんでだし、気を使って、時と場合によって使い分けることが出来るようになったってことですよね。
子供の頃から、空気を読める器用で頭の良いお子様もいるし、学習してそうなることもできます。
我が家の長男さんは、「忖度する」が理解できなかったそうです。
わかるよ~。わかる、わかる。(うん、うん)
発達障害あるあるなのかなとも思います。
私が一番思い出に残っていることは、先生がみんなに見れるように保育園で捕まえた昆虫を虫篭に入れていたのですが、我が息子は虫の事を心配して、「虫がかわいそうだから外に逃がしてあげて欲しい!」と(´;ω;`)ウゥゥ泣きながら本気で言うのです。
先生もお友達も「ダメだよ!みんなの虫なんだから」と口論になりました。
息子は本気で虫を心配して、家族の元に帰そうとしていました。
今思えば、息子の中で虫の「命」も人間の「命」も同じ「命」だったし、平等だったんですよね。
良いとか、悪いとかの話ではなく、道徳的に説明するの難しなと思いました。
発達凸凹のお子さんには、時間を掛けて丁寧に寄り添って、本人が納得するで付き合ってあげる事が一番ですが、出来る時と出来ない時があります。
周りの目が痛い時もあります。わがままな子だと思われる時もあって、親が悪いなんて言われることもありますよね。
心が痛くなりますよね。
もし、お子様の子育てに迷ったり、悩んでいらっしゃっるようなら、どうか時間を掛けて付き合ってあげて欲しいと思います。
私は、療育治療を本格的に受けさせるまで、周りの目を気にしすぎて息子の為に時間を掛けてあげられませんでした。
少しでも周りと同じように、周りの人に合わさせてと躍起になっていました。
毎日が不安でいっぱいでした。
お母さんの不安は子供に伝わりますし、発達の要素がある子は変な形で影響してしまうことがあるような気がします。
我が家の息子がそうです。
発達障害の知識がある方は、「お母さんのせいじゃないよ、生まれつきの脳機能がそうさせている」と言ってはくれますが、産んだのは私なので、やっぱり息子に申し訳ないと思ってしまうのが本音です😿
ここまで大きくなってくれて本当に感謝です(o^―^o)ニコ
発達障害があっても無くても、子供はかわいいし大切です。
こんな私のようなダメダメお母さんでもちゃんと子供は育ちます。皆さんならもっと大丈夫です。「安心してください!」(とにかく明るい安村風に)
小さい頃のズッコケ息子の話は、まだまだ尽きませんが今回はここで終わりにします。
また次回、凸凹息子小学校に入学の巻につづく…