癖が強いんじゃ~
発達凸凹の息子達は小さい頃から癖が強いをお持ちです!
お笑い芸人の方から「癖が強いんじゃ~」の言葉を拝借して突っ込みをさせていただきます。
癖?性格?
我が家の発達凸凹の」息子達の癖は「思い込みが強い」です。
好みが偏っているし、食べ物の好き嫌いの理由とかひねくれているな~と感じることも多いですし、色感覚も想像しないような配色で塗ったりしていましたから、変わっていましたよね。
言葉にしてしまうと、批判めいて聞こえますが、良い意味で「変わって」いました。
思い込みは特に強くて、一度思い込んでしまうと修正するのがとても難しい!
物事のとらえ方がどうしても違うので、大人が言っていた言葉を違う風にとらえてしまうことが多々ありました.
「死んじゃう?」
例えば
テレビで病気に関する事を題材にした番組を観て
「死んじゃう」
と大騒ぎしました。
番組では「おしっこを我慢しすぎて、病気になり別の病気も併発し亡くなった」というような内容でした。
息子は、おしっこ出さない=死ぬ
と、解釈して思い込んでしまい大騒ぎしました。
誰が説明しても「死ぬ!」のイメージは払拭できませんでした。
自宅で過ごしている間は問題ないのですが、外や学校では大変です。
おしっこ我慢=死ですから💦
ですから、授業中に尿意を感じると死んでしまうと思うらしくいつでもどこでもトイレに駆け込むことになります。
学校にはトイレがありますから漏らすことは在りませんが、学校の行事である「宿泊訓練」とか「修学旅行」などのバスに乗って集団でお出かけする時は大変でした。(先生が大変)
先生もてんてこまいする
小学校の宿泊訓練で事件は起きました!(私は付き添っていません)
小学校3,4年生の時期が一番大変な時期でした。
まだ、療育を受け初めて間もない頃で、私も先生達も不慣れな療育に戸惑う状態の時でした。
宿泊訓練には付き添いはできません。
先生と子供達だけで頑張る行事です。
バスでの移動、緊張と不安で尿意を感じた息子は、「おしっこ我慢したら死んじゃう!」と思った息子は、少しだけ出して生き延びようと思ったそうです。
療育の先生ともお話をしましたが、発達凸凹のお子さんにお漏らしをしてしまう子は比較的多いそうです。
大きくなると成長と共に改善はされていくらしいのですが、その子によって違いがあります。
焦らず、温かい気持ちで対処していくことが重要に思います。
息子は、ひょうひょうとして見られがちなタイプ。
先生方も、普段から何を考えているのか謎だったんだと思います。
先生方や同級生の皆さんは、尿意が来たくらいでは死なないと理解していますから、限界まで我慢できると思います。
息子は「我慢」こそが「死」と思い込んでいますからおおごとに…
先生は一生懸命に説得や説明してくれました😿
(すみません💦)
親としては、謝るしかありません。
先生はお優しい方なので、大騒ぎしていることをお友達に気づかれないようにしてくださったそうです。
以前、大学の教育学部の先生の講演を聞きに行きました。
先生が言うには「発達凸凹のお子さんには、強烈な言葉で何かをさせようとしてはいけない。悪いイメージだけが残り、やらなければいけない事がわからなくなる。」とおっしゃっていました。
何度言っても出来ない子に、「歯磨きしないとばい菌が増えて病気になるよ」と説明しても、息子タイプには「ばい菌 増える 歯ブラシ 汚い」とインプットされてしまい歯磨きをしなくなるという現象がおきるそうです。
困りものですね( *^-^)ρ(*╯^╰)
息子は強烈に嫌なことをインプットしてしまうタイプでした。
先生のお話を聞いてから、息子が納得できるような言葉を選んで話すように心がけました。
相手が理解できるように選ぶのは至難の業ですが、子供にとっても親にとっても良い事だと思います。
出来るだけ、綺麗な言葉で生活したいものです。
今回はここまでとさせていただきます。
では、読んでくださりありがとうございました。